本記事では、リフォーム専門の喜神サービスが得意とするキクスイSA工法(Sustinable Aqua Veil Application Method)の有効性とその特性について詳しく解説していきます。公共事業、特に公共施設の改修と保全分野においても有効的な技術ですので、ぜひその特徴を御覧ください。
キクスイSA工法とは
この工法は、コンクリートの本来の素材感や質感を大切にし、その魅力を最大限に引き出すことを目指しています。水分の浸入を防ぐため、特別な下塗り材である水系シラン系浸透性吸水防止剤「アクアベール500」を使用しています。これにより、コンクリートの持つ美しさを長期間保ちます。
さらに、コンクリート構造物の保護と中性化の進行を防ぐために、水系ふっ素樹脂クリヤー「アクアベール3000・3500」または水系シリコン樹脂クリヤー「アクアベール1000・1500」を組み合わせて使用しています。
これらの組み合わせにより、コンクリート構造物はより長く、その美しさと機能性を保つことができます。
キクスイSA工法の導入メリット
コンクリートの素材感・質感を維持しながら保護ができる
クラックや欠損部に補修を施し、竣工時の風合いを再現できる
コンクリートの中性化の進行を抑止できる
打放しコンクリートに効果を発揮
打放しコンクリートの公共建築物は、ユニークなデザインと美学で多くの建築物に採用されています。
しかし、打放しコンクリート仕上げの経年劣化にはより大きな問題が伴います。時間が経過するにつれて、その質感や風合いは失われていき、その維持と保全は容易ではありません。そんな中、多くの打放しコンクリートを使用した建物や構造物は修繕の時期を迎えています。
この経年による劣化に対処するためには、適切なメンテナンスと時期に合わせた修繕を必要とすることはもちろん、打放しコンクリートの持つ美しさと特性を長期にわたって保つためには、専門的な知識と技術が求められます。私たちは、これらの課題に取り組み、打放しコンクリート仕上げの美しさを保つための解決策を提供しています。
打放しコンクリートに対して、通常の外壁修繕の工法で改修工事の対応をしてしまうと、修復個所のコンクリートの質感と風合いの出た既存面のコンクリートの質感の間に、つぎはぎの状態を作り出してしまい、どうしても修復個所の上から塗装仕上げを施す必要性が生まれてしまいます。
それでは、せっかく打放しの質感を好んでこの仕上げを選択したにも係わらず、竣工からものの数年後には建築物の持つ印象をガラリと変えるような施工の選択をせざるを得なくなってしまうのです。
反面このキクスイSA工法は、打ち放しコンクリートの質感を蘇らせるためのものであり、その素材感・質感を演出するためのオプション工法も多く(ファンデーション工法・グラデーション工法)、下地の修繕にはBR工法(Building structure Restoration method)と組み合わせることにより、より耐久性の高いかつ美麗なコンクリートの質感を再現することが可能となるのです。
標準仕様書の遵守と喜神サービスの経験
公共工事では、品質保証と安全性を確保するために公共工事における国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書の遵守が不可欠です。このガイドラインに従うことで、安定した品質と長期的な性能が保証されます。
喜神サービスは、標準仕様書に沿った施工工程を基準とし、OJTや研修・勉強会を通じて、最新の建築基準や仕様書の内容を把握することに努めています。こうした取り組みが、公共工事の安全性と品質の向上に貢献し、信頼できるパートナーとしての地位を築いていくと信じているからです。
まとめ
喜神サービスは、防水工事の工法のひとつであるキクスイSA工法の施工においても専門性が高いリフォーム会社です。創業以来、多数の公共建築物の改修工事案件に参画し、最新の技術を取り入れつつ、常に最高水準の技術を提供してきました。
また、標準仕様書に記載されている各種基準を熟知しており、その要件を満たすための具体的な技術と方法を培ってきました。こうした取り組みにより、公共工事における安全性と品質の向上に貢献しています。
キクスイSA工法を含めた、公共工事の防水や改修についてのお問い合わせは、喜神サービスまでご連絡ください。
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